Algernon Cadwallader
フィラデルフィアで結成された、2000年代以降のエモ・リバイバルを語るうえで欠かせないバンド。変則的なリズムと軽快に跳ねるギター、Peter Helmisの切迫した高音ボーカルが特徴。Cap’n Jazzの精神を受け継ぎながら、テクニカルで親密なDIYエモを新しい世代へつないだ。
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フィラデルフィアで結成された、2000年代以降のエモ・リバイバルを語るうえで欠かせないバンド。変則的なリズムと軽快に跳ねるギター、Peter Helmisの切迫した高音ボーカルが特徴。Cap’n Jazzの精神を受け継ぎながら、テクニカルで親密なDIYエモを新しい世代へつないだ。
Cap’n Jazzでドラムを担当したMike Kinsellaが、Steve Holmes、Steve Lamosと1997年にイリノイ州アーバナで結成したバンド。クリーンなギターの絡み、変則チューニングと揺れる拍子、トランペットを交えた余白のある編曲で、ミッドウェストエモを象徴する存在となった。2000年の解散後、2014年に活動を再開した。
2019年に東京で結成された4人組エモバンド。ツインギターのアルペジオ、思い切ったテンポチェンジ、パンクの勢いを組み合わせ、日本語と英語を行き来する歌を乗せる。打ち込みやオートチューンも自然に取り込み、ミッドウェストエモを起点にしながら型にはまらない現代的な音像を追求している。
京都を拠点に活動する4人組エモ/パンクバンド。きらめくアルペジオや変則的なフレーズを、疾走感のあるリズムと切実な歌へ落とし込む。ミッドウェストエモとマスロックを日本的な音楽に噛み砕き、国内外のエモリスナーから支持を集めている。
1989年、Tim KinsellaとMike Kinsellaの兄弟が、Victor Villarreal、Sam Zurickとシカゴ郊外で結成したバンド。のちにDavey von Bohlenが加わった。絡み合うギター、不規則で勢いのあるリズム、叫びに近い歌声を衝動的な演奏へまとめ、短い活動期間ながらミッドウェストエモと後続のマスロックに大きな影響を残した。
2011年に中国・武漢で結成された4人組。American Footballへの敬意を込めた名前を掲げ、きらめくギターと緩急のあるリズム、中国語の歌詞を組み合わせる。マスロックの精密さとミッドウェストエモの切なさを、中国のインディーシーンから世界へ届けている。
1993年にコロラド州デンバーで結成されたエモバンド。抑制された静かなパートと感情が一気に開く轟音、2本のギターが織りなす旋律で、ハードコアと後のエモを橋渡しした。録音作品は多くないが、その緊張感と誠実な表現は1990年代の重要な足跡として語り継がれている。
ギタリスト/作曲家であるYvette Youngを中心にカリフォルニアで結成されたインストゥルメンタル・マスロックバンド。両手タッピングとオープンチューニングを使い、ギターをピアノのように多声的に響かせる。高度な演奏技術を、鮮やかな旋律と物語性のあるサウンドへ結びつけている。
Cap’n JazzのギタリストVictor Villarrealが、同バンド解散後の1996年前後に参加したシカゴの短命なバンド。活動期間と音源は限られているが、Victor特有の細かく跳ねるギターが、Ghosts and VodkaやOwlsへ向かう過程を彷彿させる。

2014年にミシガン州ランシングで結成されたエモ/ポップパンクバンド。絡み合うギターと大きな緩急、Nathan Sanvilleのかすれた切迫感ある歌声を武器に、日常の不安や喪失を合唱できる楽曲へ変える。ユーモラスな曲名と感情の重い内容が同居するユニークなバンド。
2020年に東京で始動した4人組。American FootballとChinese Footballへの敬意をバンド名に込め、美しい歌声と爽やかで切ない旋律、複雑に編み込まれたギターフレーズを鳴らす。USエモの語法を踏まえながら、日本的なメロディー感覚を持つミッドウェストエモを追求している。
Cap’n Jazz解散後、ボーカルのTim Kinsellaを中心に、同バンドのMike KinsellaとSam Zurickらがシカゴで始めたバンド。のちにVictor Villarrealも参加した。テープループ、電子音、変則的な構成を取り込み、エモの出発点から実験音楽へと広がる活動を2020年まで続けた。
1994年にヒューストンで結成され、のちにオースティンを拠点としたエモバンド。静かなギターの反復から轟音のクライマックスへ至る強いダイナミクスと、Chris Simpsonの切迫した歌声で知られる。短い初期活動で残した2枚のアルバムは、後のミッドウェストエモに長く影響を与えた。
2011年に結成され、フィラデルフィアの大学シーンで成長した4人組バンド。会話のように具体的でユーモラスな歌詞、揺れる声、軽快なギターを通して、若者の不安や人間関係を率直に描いた。DIYエモとポップパンクをつなぎ、2010年代のエモ・リバイバルを代表する存在となった。
2014年にカリフォルニア大学バークレー校で始まったエモ/インディーロックバンド。ラフなギターと温かいアンサンブル、ユーモアを交えた私的な歌詞を、肩の力が抜けたメロディーへまとめる。DIYらしい親密さとライブでの楽しさから、「パーティー・エモ」とも呼ばれる独自の立ち位置を築いた。
2013年にインドネシア・サマリンダで結成されたバンド。感情的な旋律を複雑なリズムとダイナミックな展開で組み立てる、映像的なマスロックを得意とする。インストゥルメンタルを軸に出発し、近年はインドネシア語の歌やポップな要素も取り込みながら表現を広げている。
2016年にワシントンD.C.で結成された、Ryland HeagyとPat Dohertyによる2人組。高速で切り替わるマスロック的なギター、ポップパンクの推進力、エモの率直な歌を大きなスケールで鳴らす。ゲームや日常を題材にした親しみやすさと、2人とは思えない情報量の多い演奏が魅力。
Cap’n Jazzでドラムを担当し、American Footballでは歌とギターを担うMike Kinsellaが、2001年に始めたソロプロジェクト。変則チューニングを用いた繊細なギターと、家族や日常を率直に見つめる歌詞が核にある。宅録的な親密さを保ちながら、作品ごとに弦や鍵盤を加えて編曲を広げてきた。
Cap’n Jazzの初期メンバーであるTim Kinsella、Mike Kinsella、Victor Villarreal、Sam Zurickの4人が、2001年にシカゴで始めたバンド。予測しにくく絡むギター、角張ったリズム、抽象的な歌が独特の緊張感を生む。長い休止を挟み、2014年には2作目『Two』を発表した。
2011年に東京で結成されたバンド。エモ、スクリーモ、メロディック・ハードコアの要素を行き来しながら、ツインギターの細かなフレーズと力強い歌を組み合わせる。国内のエモ/ポップパンク・シーンを土台に、鋭さと親しみやすさを併せ持つ楽曲を発表している。
中国・武漢で始動し、2019年夏に現在につながる編成を固めたバンド。速く耳に残るギターリフと細かなリズムの切り替えを軸に、声を張り上げるボーカルを重ねる。若さの焦りや日常の感情を、粗さを残した演奏と緻密な構成の両方で表現している。
Cap’n JazzのTim Kinsellaが、Gaugeのメンバーらと1990年代半ばに活動したシカゴのバンド。Cap’n Jazzと並行する短い期間に録音を残し、感情的な歌と複雑に動くギターを結びつけた。
2020年に東京で結成されたエモ/スクリーモバンド。初期の繊細なアルペジオやミッドウェストエモの抒情性を土台に、激情的な叫び、轟音、急激な緩急を取り込んでいる。日本のシーンを拠点に、アジアやアメリカへも活動を広げる現行世代の重要な存在。
南ロンドンを拠点とするギター、ベース、ドラムの3人組。複雑なアンサンブルを軸に、マスロックの細かなリズムと1990年代エモ、インディーロックの歌心を結びつける。技巧を前面に出しすぎず、緊張感と親しみやすいメロディーを両立している。
Cap’n Jazzでドラムを担当したMike Kinsellaが、Evan Weiss、Matthew Frankと2013年に始めた3人組。Mikeはここでもドラムを担当する。細かく折り重なるギターとタイトなリズム、メロディックな歌を組み合わせ、マスロックの複雑さをコンパクトなエモソングへ落とし込んでいる。
Cap’n Jazzでドラムを担当したMike Kinsellaが、Steve Lamos、Allen Johnson、David Johnsonと1996年にシャンペーン=アーバナで活動した短命のバンド。解散前に3曲を録音し、その繊細なギター、控えめな歌、変則的なリズムには、MikeとSteve Lamosが続けて結成するAmerican Footballの原型を聴くことができる。
Cap’n Jazzの後期ギタリストDavey von Bohlenがボーカルとギターを担い、1995年にウィスコンシン州ミルウォーキーで結成されたバンド。跳ねるようなギターとリズム、胸の内を率直に語る歌を、力強くポップな楽曲へまとめた。『Nothing Feels Good』は第二波エモを代表する作品として知られる。
ミネソタ州ベンソン出身の、兄弟と従兄弟による3人組。タッピングを多用する流麗なギター、目まぐるしい展開、感情をむき出しにした歌唱を組み合わせ、マスロック、ミッドウェストエモ、ポップパンクを掛け合わせる。高い演奏力と合唱できる親しみやすさを両立しているバンド。
2016年に始動した女性アイドルユニット。エモを通過したギターサウンドと変拍子を含む緻密なバンドアレンジに切ないメロディーを重ねる。アイドルの歌と轟音のギターを対立させず、ライブでは生バンド編成でも楽曲の強度を示した。
北京を拠点に活動する中国のバンド。きめ細やかな音作りとキャッチーなメロディが特徴的。 マスロックの構築性とミッドウェストエモの叙情性を行き来する色彩豊かなアンサンブルを奏でている。